子ども

~常位胎盤早期剥離からの緊急帝王切開での出産!!産まれた次男は新生児仮死の診断!!でも体重増加の経過観察で無事退院~

今回は次男くんを出産した時を

紹介していきたいと思います。

常位胎盤早期剝離

→救急搬送

緊急帝王切開

このような流れで、長男の時と同じように

自然分娩だろうな~と思っていたので、

イメージしてたものとは

全然かけはなれた出産でした!!

そもそも常位胎盤早期剥離とは?

簡単に説明すれば・・・

正常な位置にある胎盤が、

赤ちゃんが産まれる前に突然はがれてしまうこと!!

通常の場合は、

赤ちゃんが産まれる → 胎盤が自然にはがれて出てくる  

このような流れでの出産になります。

常位胎盤早期剥離の場合は、胎盤が先にはがれてしまいます。

なぜ胎盤が先にはがれてしまうといけないのか??

胎盤は赤ちゃんへ、酸素と栄養を供給する役割があります。

先にはがれてしまうと、赤ちゃんに酸素が回らなくなってしまい

最悪死に至ることもあります・・・

出血をともなうこともあるらしいのですが、

私の場合は出血がなかったため、陣痛だろうと勘違いしていました。

そもそもこの病気を知らなかったので、陣痛としか思わなかったんですね…

(出血する場合は、胎盤の下の部位がはがれた時に起こることが多いそうです。

私は出血がなかったので、胎盤の上の部位がはがれていたか・胎盤と壁との間に血が溜まっていたか…

気づきにくいタイプだったと思います。)

後から思うと、

妊娠32週ごろから、お腹の張りが強く感じ、

触ると硬くなっているなぁと感じることもしばしば・・・

夕方には横になって様子を見ても張ったままの時が多くなっていた気がします。

もっと強く1人目の時と違う感じなんだと

こんなにお腹が硬いと感じるほど張ることがあるのか?など

普段と違うなと不安に感じたことは

先生に伝えていれば良かったなと思います。

妊娠32週~36週前後が起こりやすい時期と言われています。

妊娠高血圧症候群や、以前にも経験している方など…

発症リスクが高くなりやすい要因を抱えている方は、

妊娠30週を超えてからは、このような突然起こる病気もあることを

頭に入れて、出産まで過ごしていただきたいなと思います。

常位胎盤早期剝離の代表的な症状

・強烈な腹痛

・お腹が板のように硬くなっている

・性器からの出血がある

・胎動を感じにくい、胎動がない

・腰痛、便意、嘔気

色を変えた部分は、私に起きた症状です。

お腹の硬さは自分ではわからなかったし、先生からも特に言われていないので

無かったのだと思います。

夜中に感じた異変

長男同様、陣痛らしき痛みを感じたのは

夜中の2時頃でした…

でも長男の時と違うなと思ったことが

ものすごく気持ち悪い…
吐き気おさまらない…
下痢の時のようなお腹の痛み…

「これ本当に陣痛??」

と思うくらい、長男の時と違う

症状が次々出てきていました。

・トイレに駆け込み(便意+腹痛)→3回ほど

・嘔吐→1回

3回目で寝室へ戻ることさえも出来ない

くらいの、お腹の痛みがありました…

夫が休みでいたので、ほふく前進みたいに進み

なんとか寝室まで戻り、症状を説明しました。

とりあえず病院に
電話してみたら?

痛みに違和感がありつつも、

陣痛ならもっと我慢してから病院に行きたいと

思って耐えていましたが、

その一声で病院へ電話しました。

2人目なので、早く産まれること

もあるので病院に来てください

と助産師さんに言われたので、病院へ…

移動中の車の揺れでさえ、

お腹に響いて激痛でした…

バウンドしないように
運転して~~~~~!!

と無理難題を

夫にたたきつけていました(笑)

病院到着後

陣痛だと思って少し我慢してから…

と思ったので、病院に行ったのは

AM4時前でした。

すぐにLDRに通され、着替えをし横になり、

モニターをつけて陣痛かどうかの

確認をしました。

その間中もずっとお腹側が痛くて、

どんな体勢になっても痛かったのを

覚えています。

お腹の内側がズキズキ痛む感じでした。

出血はしていません。

赤ちゃんの心拍等は異常なく元気でした。

モニターで確認しても、

陣痛が来ている気配が無く、

子宮口も1cmから全然開きません

1時間くらい様子を見ていましたが

進む気配もなく、痛みは増す一方なので

救急車で総合病院へ搬送されることに…

何かあった場合、
きちんと対応できる
大きな病院へ移りますね。
「常位胎盤早期剝離」
の可能性があるので…

と先生に説明されました。

この時初めて病名を耳にしました!!

出産予定の病院は個人病院でした。

その日いつもの先生はお休みで、

提携している総合病院の先生が対応していました。

夫は救急車を呼ばれることを

嫌がっていました。

(自分が以前勤めていた消防署の方たちが来るので…)

でも、愛する妻の緊急事態なので諦めてもらいました(笑)

知り合いが来るよ…
自分で連れて行くんで大丈夫です。

とか、ブツブツ言っていました(笑)

身内がお世話になるのは嫌みたいですね…

救急車の車内

AM5:30頃

夫の予想通り、知り合いの救急隊員の方が到着(笑)

すみません。
お世話になります。
揺らすのも痛いらしいので、ゆっくりお願いします。

と、隊員の方に挨拶して、

夫は自分の車で後ろからついてきました。

車内には、私・助産師さん・先生

の3人で乗車しました。

隊員さんから、名前や症状などを

聞かれましたが、痛みで頷くことしか

出来なかったので、変わりに助産師さんが

答えてくれていました(笑)

ありがたかったです。

このようなストレッチャーに乗せられての

搬送でした。

痛みの波が来ても、

・体勢を変えられず…

・力を入れることもできず…

・苦痛の表情を隊員の方に見られながら…

・今どこを走っているのかも分からず…

「早くついてくれ~~~」

と心の中で叫んでいました(笑)

病院到着!

AM6:00頃

「早くついてくれ~~!」と思っていた

病院に到着!!

前もって連絡が入っていたので、

すぐ帝王切開の準備が行われました。

痛みに耐えながらされるがまま

だったのであいまいな部分はありますが

・剃毛

・血圧測定

・問診

(初めて受診する病院だったので、診察券などの確認もありました)

・導尿(カテーテル挿入)

・局所麻酔   など…

局所麻酔は、背中に行いました。

背中丸めて、背骨を突き出す感じに
してください~

と言われたのですが、

お腹が大きいので丸くなるのが難しくて

何度も挑戦し、5・6回目で成功!!

麻酔が入った瞬間、

足にビリっ!!とした感覚が走りました。

その後はお腹の痛みも全くなくなり、

足の感覚もなくなりました!!

麻酔ってすごい~~
さっきまでのが嘘みたいに、全然痛くない~

本当に一瞬で痛みがなくなるので麻酔ってすごいな!と

思うのと同時に、

私の母が全身麻酔で手術をした際、麻酔が切れた後に

ものすごい吐き気と戦っていたのを思い出し、

そうならないといいな…とも思っていました。

帝王切開開始

麻酔の効き目を確認した後は、すぐに

帝王切開が始まりました。

あぁ~この光景はドラマで何回か
見覚えあるな~!
これがカイザーと呼ばれてるやつか~

あまり恐怖心を感じず、

先生方にすべてをお任せしていました。

(こんな人はなかなかいないよ!と先生に言われていました。

たいていの緊急の方は、心の準備が出来ていないことが多いので、

緊張したり、怖がったりとあるみたいです…)

緊急の帝王切開だったので、に切りました。

(手術が始まってから、1~2分程で次男が出てきたと思います)

夫の立ち合いは出来ませんでした。

夫は、手術の同意書にサインをした後、

手術室の前のイスで終わるまで待機していたそうです。

帝王切開を担当してくださった先生は、

ベテラン先生+若手の先生の2人でした。

手術中に、若手の先生に指導しながら行っている会話が丸聞こえで

少し不安もありましたが、無事に成功してよかったです!!

赤ちゃんが出てからは、胎盤を取り出しお腹の縫合を行い、

衣服を着せてもらい、術後の経過を観察する部屋へ移動し

2時間ほど休憩した後、病室へ移動しました。

この時はまだ麻酔が切れてなかったため痛みは感じませんでした。

急な転院だったのですが2時間ほどの休憩時間に、病室の手配や準備をしていただき

本当に助かりましたし、感謝しています。

この休憩時間に、両親と長男が病院に駆けつけてくれて、

「無事でよかった~本当に…」と母に言われたときは、泣きそうになりましたね。

長男は「大丈夫?ママ」と声かけてくれて、帰宅するのに連れていかれる時は

「ママは?(帰らないの?)」という表情でこちらを振り返りましたが、

泣くこともなくパパと一緒に入口まで行ったらしいです。

帝王切開の方法

①縦切開

 おへその下を10~15㎝ほど垂直に切ります。

 赤ちゃんをすぐにおなかの外に出してあげないといけない状況の時には

 こちらの切り方の時が多いようです。

②横切開

 おへその下を10~15㎝ほど水平に切ります。

 傷口が目立ちにくく、下着や水着の下に隠れる。

 時間にある程度余裕がある時や、

 計画帝王切開の時はこちらで行われることもあります。

私も余裕があれば
横切開がよかったな~

と思います(笑)その時はそんなこと言ってられませんでしたが…

縦の切開は、下着のゴムに丁度傷口が当たるので

傷口がかゆくなることが多かったです。

1年ほど経つと傷口も少しずつ目立たなくなってきて、

かゆみも無くなってきました。

36週で産まれた次男の様子

 

36週1日 での帝王切開

体重:2336g

身長:47.5㎝

早産・低出生体重児・新生児仮死 → NICU(新生児集中治療室)へ

 

新生児仮死という状態(症状の中では軽い程度)だったので、

様子を見るためNICUへ入ることになりました。

(詳しくはまたブログで紹介しますね。)

帝王切開当日は、ベットから起き上がれなかったので、

次男に触れたのは、翌日でした。

(人生初の車いすでNICUまで移動しました)

保育器に入り、鼻には管が入れられており、

体には心電図を図るためのパッチが貼られていました。

他の赤ちゃんが仰向けや横向きで寝ているのに、

次男はうつ伏せが落ち着くらしく1人この体勢で寝ていました。

(今は、両手を頭の後ろに入れて思いっきり仰向けで寝ていますが(笑))

最初に見たときは、体にたくさんの線がつけられていて

びっくりして見ているだけしかできませんでした。

(抱っこできなくて、こんな風に産んでしまってごめんね…とも思っていました。)

「手を入れて触れてあげてください。」と言われるまで見てるだけでした。

初めて触れたときは、「小さいな~。腕細すぎだな。背中の毛多すぎだな。」

と見たまんまの感想だけ言っていた気がします。

産まれてから初めて抱っこできたのは、5日後でした。

(この時初めてミルクもあげました。) 

長男よりは小さく産まれましたが、

抱っこするとちゃんと重いんですよね…

ガリガリだけど、少しずつミルクの量も増えていて

少しずつ大きくなっていて…

抱っこすることが出来て、

嬉しくて泣いて、不安だらけだったけど

少し安心することが出来ました。

退院したのは、2週間後でした。

(体重の増加が順調なのが確認できたため退院が決まりました)

帝王切開後の私

・血栓症を防ぐために、着圧ソックスを履き脚にポンプをつけて過ごします

(翌日には外されました)

・帝王切開当日はベットから起き上がれないので、導尿カテーテルをつけています

(翌日には外されたので自力でトイレへ行きます。

 初めてのトイレは、お腹に力が入りにくく、力を入れるたびにお腹と膀胱が痛むので

 トイレに恐怖心を抱きました…)

・麻酔が切れると後陣痛+傷口の痛みが出てくるので、痛み止めを服用しました

・翌日には「歩いてください!」と言われました

・寝返りが打てなかったので、床ずれを起こしてしまいました

・傷が痛くて、痛みへの恐怖心でベットから降りるのに数分かかります

・電動ベットだったので、それを駆使していい高さまで調整して動いていました

・術後の傷口を保護するために、さらしを巻いて過ごします

・子宮の大きさを確認するのに、助産師さんからお腹を押されるのが激痛で…

(3~4日ほど行われました…何よりもこれが痛いです…)

血栓予防の注射をほぼ毎日お腹にされました

・食事は、翌日までは全粥~5分粥/それ以降は普通食が出ました

(お腹がすいていたので、物足りなさはありました)

・お風呂は、翌日から良いですよと言われていましたが、痛みで入る気力が

 なかったので、3日後から入りました

 (当日は、助産師さんが体を拭いてくれたり、ナプキン交換をしてくれます)

・傷口は自然に溶ける糸を使用していたため、抜糸はありませんでした

 (退院前日に診察を受け、問題がなければ退院の説明を受けます)

・赤ちゃんはNICUにいましたが、3時間おきに搾乳をします

 (退院後は、搾乳したものを冷凍し面会時に持って行きました)

このような感じで入院生活を過ごしました。

お風呂には、腰かけられるようにちょうどいい高さに板があったので、

座りながらシャワーを浴びることが出来ました。

退院は、帝王切開当日を含め7日後でした。

退院までには普通通りに歩けるようにまでなりました。

痛み止めも多めにもらっていましたが、退院後2日くらい服用し

あとは痛みは気にならなくなりました。

まとめ

ここまで読んでくださりありがとうございました。

緊急の帝王切開でしたが、母子共に無事で本当に良かったと思います。

あとから、亡くなっていてもおかしくない病気だったと

夫からめちゃくちゃ説明を受け、助かったのが奇跡だなと感じています。

妊娠後期まで順調でも、突然起こる可能性がある

常位胎盤早期剝離

このような病気もあるんだということを頭に入れてもらえればいいなと思います。

妊娠期間中は、これ以外にも様々な症状があると思います…

いつもと違うな?と思ったことは、先生に伝えるようにしましょう。

それにより早期に発見できる可能性もあります。

産まれるまで何があるかわからない妊娠生活ですが、

上手く付き合いながら、支えられながら乗り越えていきましょう!!

ABOUT ME
まっちゃん
まっちゃん
こんにちは。 ブログ初心者2児のママまっちゃんです。 30歳夫と4歳・2歳の子供の4人暮らし。 趣味はソフトテニス・バレーなど体を動かすこと。 最近では、整理収納に関することで頭がいっぱい(笑) 10月までに家の、物が多い収納場所を整理整頓中。 子育て知識・実践した整理収納術・日々の家事での気づきなど、 リアルな体験を元に日々情報発信していきます。 よろしくお願いします。